6月20日 東京探検団 in巣鴨

私達は今回、「おばあちゃんの原宿」と呼ばれる巣鴨に行って参りました。

出席者 4年:飯田、江原 3年:松尾、吉田、棟近、益田、平山                                               

欠席者 山本

今回の目的地は巣鴨地蔵通り商店街です。この商店街は「おばあちゃんの原宿」と呼ばれ、「高齢者」というターゲットを明確に絞った商店街です。
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まずは今日1日の流れ、巣鴨についての確認をします。リーダーの吉田君がしおりを作ってきてくれたおかげで、これから調査することを明確にし、全員で情報を共有することが出来ました。
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リーダーの吉田君です。しおり、ありがとう。せっかく作ってきてくれましたので、しおりの文章で私が、印象に残っていることをご紹介します。

吉田君のしおりより抜粋・・・この商店街の一番の売りは「商店街が一体となってこだわっている演出」なのだ。近年、各企業や各地域では様々な集客の為の工夫が必要とされているが、「演出」の最高峰はディズニーリゾートと言える。ディズニーリゾートでは、ただの看板やキャストの接客、商品など、実に些細な所まで「意味」があり、その徹底された演出によって作られた空間が商品とかしている。

なるほど。確かに利便性、規模ならばGMSやSCには負けてしまうでしょう。しかしこれらに対抗するため、巣鴨にもこの「演出」が存在するのでは無いでしょうか。ということで、この「演出」に着目し、巣鴨を探検しましょう。
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さあ、おばあちゃんになったつもりで・・・・レッツゴー。
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最初はSEIYUを探検。まずは巣鴨地蔵通り商店街のライバルを視察せねば。
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とりあえず、自転車を直している店員さんにインタビュー。・・・・・おっと4年の飯田君でした。笑
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町には多くの休憩用のベンチがありました。それも高齢者向けに椅子が低いです。
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またAEDもたくさんありました。皆さんの町は高齢者の為にこんなにも、配慮がされているでしょうか。
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目的地の巣鴨地蔵通りに到着。この商店街は長さ、およそ800メートル。成人の人が回れば、1時間くらいで見終わる商店街ですが、お年寄りの方は2時間くらいかかるとか。
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「すがもんのおしり」を触る松尾君。
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ここは巣鴨人気ランキング上位の1つ、八つ目 にしむら(うなぎ屋)。良い匂いで皆のテンションも高いです。
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とげぬき地蔵尊前の交流スペース。おばあちゃん、おじいちゃんがいっぱい。ここはとげぬき地蔵で有名なことは勿論、お年寄りの出会いの場としても使われているそうです。
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おっと、早速話しかけてます。
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「洗い観音」を洗う吉田君。洗い観音を洗うことで自分の悪い所を洗うと治る、という信仰があります。現在、タオルで洗っていますが、元々はタワシを使って洗っていました。しかし顔などがすり減ってきてしまった為、タオルに切り替えたそうです。
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インタビューをする吉田君、松尾君。このおばあちゃんは特に目的は無いが、お店や商品を見るために来たそうです。やはり、巣鴨の「演出」により、ただ買うだけではなく、その場の雰囲気が楽しめる為、わざわざ足を運ぶのではないでしょうか。
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赤パンツ発祥の店マルジ。店内は赤一色。赤パンツは履くと幸福が訪れるとか。皆さんもぜひ履いてみてください。それにしても赤の下着とは何ともセクシーですね。
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ここまでで商店街は終わりです。

最後に意見交換を終え、終了。

FWを終えて、やはり巣鴨にはディズニーリゾートと同じような(ディズニーリゾート程ではないが)演出が沢山見られました。おばあちゃん向けの商品、休憩用のベンチ、交流スペース。この演出よりSEIYUに対抗していけると考えます。商店街では確かに、お客さんとお店側の距離が非常に近く、顔見知りの仲のように見えました。お店の人の話でも、8割型がリピーター。確かにGMS、SCの方が利便性がはるかに良い。しかし商品だけでなく、商店街の雰囲気、お店の人の温かさ、これらの付加価値によって、お年寄りの方に「また来たい」と思わせることにより、リピートし最終的に利益が出る、つまりは商店街が存続するのだと考えます。

ぜひ、皆さんも「演出」を見に、巣鴨へ。
文責:江原佑樹(2012年度4年後藤ゼミ生)

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