17.魅惑の秋葉原 ―日本人と外国人の「磁場」―

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 ここ秋葉原は戦後の露天商を起源とし、写真奥に写る「ラジオセンター」などを核に、古くはラジオ、そして電気製品・パソコン等の部品を扱う電気街として発展してきた。
 多くの日本人にとって秋葉原とは、雑多な街から目当てのものを「探す・見つける・組み立てる」というカスタマイズを楽しめる場所である。必ずしも電気製品(完成品)を買い求めるだけの街ではない。だが、外国人にとっては世界的に珍しい「電気街」である。駅前だけで17もある免税店も然ることながら、彼らは今や世界に誇る「Made in Japan」の電気製品を求めてやって来る。秋葉原での外国人対象アンケートによると、30人中21人が買い物目的で訪れており、内16人が完成された電気製品を目当てとしていた(2005年9月24日(土)ゼミ調べ)。
 この様に、日本人と外国人では引き付けられる「磁場」の種類が異なる。外国人旅行者が持つハンディカムのレンズの先には、日本人とは違った秋葉原が広がっている。
<写真撮影者:社会学科2年 柳川藍子>
2005年7月7日(木)17時頃
秋葉原(千代田区外神田1丁目)にて撮影

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