15.東京の皆さん、関学です。 ―大学の東京進出ラッシュの背景―

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 なぜ東京駅に関西の大学の広告があるのだろう。興味を持った若者が記念撮影中だ。 2007年3月、JRは東京駅に直結するサピアタワー(高さ166m)を竣工。そこに13の大学を誘致し、その1つが関学(兵庫県西宮市)だった。「関西学院大学東京丸の内キャンパス」は、主に東京での広報活動と学生の就職活動支援を行っている。
 1999年、立命館大学(京都市)が東京オフィスを開設したのを皮切りに、全国の有力大学が次々と東京に拠点を構えた。学生の就職活動支援に照準を定め、首都圏在住の卒業生のネットワークを構築し共有資源として活用したり、大学をPRしたりと余念がない。
 企業の人事担当者が有力大学まで出向いて採用活動を行っていた時代は遠い昔の話となり、学生自らが企業に足繁く通わなければならない時代に転換したことと、東京への一極集中が加速したことが効いている。
 全国の有力大学と学生たちの、東京都心部との関わりは強まる一方だ。
写真撮影者:日本大学3年 後藤 のどか
2008年8月9日(土)14時33分
JR東京駅構内中央通路(千代田区丸の内1丁目)にて撮影

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