14.就職戦線「逸脱」なし ―このまま色を失って行くのか!?―

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 超氷河期・氷づけ・・・・。今年もまた就職戦線には暗い情報が流れ続けた。
 なぜ働く? 就職か就社か? 自分が本当にしたいことは? 心の奥底に疑問を感じつつも、紺のリクルートスーツに身を固め、企業を訪問し続ける学生は多い。ここ某有名保険会社の就職セミナーの会場は、制服を着た生徒でうまる中学か高校の大教室のようだ。就職活動において個性を殺し、「逸脱」を恐れて他の学生と同調行動をとる時、その企業にはその企業なりの個性(独自の文化)があるはずなのに、それすらまるで見えなくなってしまう。
 このまま色を失ってしまうと、行き着く先は「社畜」(佐高信)であり、レプリカントである。
写真原作者:法政大学2年 米田博之

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