5.都会っ子の遊び場 ―秋葉原という原っぱ―

2002_05_都会っ子の遊び場.jpg
 下校時刻。帰宅途中に、夢中で興味の対象に目を向ける小学生達。一見どこにでもある光景だが、大きく異なる点がある。それは、ここが秋葉原であるということ。マニア・アニメおたくや外国人観光客等様々な人々の欲求を満たし、独特な雰囲気を醸し出す世界有数の電気街だ。
 ここを通学路としている彼らは、メインストリートの中央通りからさほど離れていない92年の歴史を持つ千代田区立昌平小学校(旧芳林小学校)に通 っている。都会のど真ん中故に、彼らの遊び場といったら、校舎前の公園や同じ敷地内にある児童館くらい。しかし、そこは「遊びの達人」。まるで野原をかき分けるかのように、人ごみをかき分け、自分達のアソビを見つけてしまう。彼らにとっては、秋葉原自体が遊び場の一つなのだ。
 あなたも昼下がりの秋葉原を歩いてみれば、黄色い帽子をかぶって無邪気に駆け回る彼らの姿を見かけるに違いない。
写真原作者:日本大学3年 北浦宏幸
2002年6月21日(金)
秋葉原電気街(千代田区外神田)にて撮影

地図


大きな地図で見る

プロジェクト