24.東京新聞 集積回路

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 今年、生誕百五十周年となる政治家・後藤新平が再び脚光を浴びている。東京市長、外務大臣、内務大臣などを歴任。壮大な構想を提唱し「大風呂敷」とも呼ばれた。
 高度五百メートルから見た銀座に後藤の足跡がある。集積回路(IC)を幾つもはめ込んだように整然とした街並み。理由は関東大震災にさかのぼる。
 「復興のため大正十四(一九二五)年から昭和五(三〇)年にかけ区画整理を行ったため」と中央区。帝都復興院総裁として尽力したのが「大風呂敷」その人だった。
写真撮影者:笠原和則
掲載日:2007年10月6日

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