58.毎日新聞 墨田・東京スカイツリー

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 東武伊勢崎線業平橋駅のすぐ隣、墨田区押上1に巨大な工事現場が広がる。昨年7月に着工した高さ610メートルの新タワー、東京スカイツリー。毎日、約200人の作業員がまめまめしく働く。地中には既に、根っこになる深さ約50メートルの壁状のくいが埋め込まれた。
 春真っ盛りの4月、本体が地上に姿を現し始める。高さ世界一へ向け、1週間で10?ずつ伸びる「成長期」に入る。完成は11年冬。そのとき、展望台から見晴らす東京は何色だろう。

 
写真撮影者:真野森作
掲載日:2009年2月1日

後藤ゼミ版 「首都圏のシームレス化 ―鉄道とシンボルの相互連関―」

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 空へと何本ものクレーンが伸びるのは、東京タワーに代わる新しい電波塔、東京スカイツリーの建設現場だ。すぐ隣をローズ・レッドのラインが映える東武伊勢崎線特急「りょうもう」が、上毛野国(群馬県)と下毛野国(栃木県)の両毛地域へ向かう。
 東武伊勢崎線は伊勢崎駅(群馬県)に始まり、久喜駅(埼玉県)からは押上駅を介して半蔵門線に接続、さらに東急田園都市線の終点、中央林間駅(神奈川県)まで直通運転を行っている。このように、1都3県にまたがる相互乗り入れによって、移動の繋ぎ目をなくすことを「鉄道シームレス化」と言う。
鉄道シームレス化はこれまで、新宿・渋谷・東京などを擁する首都圏南西部で顕著に表れていた。その要として、南西部発展のシンボル的存在になったのが東京タワーであった。
 これからは、複数都県をまたぐ鉄道シームレス化の新たな要として、東京スカイツリーが首都圏北東部の発展のシンボルとなっていく。
写真撮影者:日本大学4年 上野はるか
2009年9月26日(土)14時20分
墨田区押上1丁目にて撮影

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