25.International Market ―欧米系外国人コミュニティの形成―

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 ここは、東京で一番大きなインターナショナル・マーケットである「ナショナル麻布スーパーマーケット」(ナショナル物産(株)経営)。欧米諸国の食材や雑貨を中心とした輸入品が並んでおり、沢山の外国人が訪れる。店頭に並ぶ商品の価格はどれも高い(例えば、円に換算して240円のシリアルが600円もしていた)。にも関わらず、このスーパーが1962年にできて約40年も続いているのは、ここ港区が、東京にある大使館の約半分が集中し、またアメリカを中心とするエリートビジネスマンが多く住むエリアであるからに他ならない(港区の2001年1月1日現在の外国人登録者15,701人のうち、米国と英国だけで約36%を占める)。また、周辺には外資系企業やインターナショナル・スクール、外国人向け店舗などが多数存在しており、英語だけで日常生活を送ることも十分に可能だ。欧米系外国人が集住するコミュニティが成り立っているのである。
写真原作者:日本大学4年 馬場豊
2001年8月19日(日)11時半 
ナショナルマーケット(港区南麻布)にて撮影

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