8.スラックスでもリラックス ―やすらぎ農園体験中―

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 東京都国立市にある「やすらぎ農園」。革靴に折り目正しいスラックスという農作業にはふさわしくない服装の男性もいる。これでも問題がないのは、ここが青空デイサービス(屋外での日帰り福祉サービス)の福祉農園だからである。面積300坪(約1000平方メートル)のこの農園は、国立市社会福祉協議会と東京みどり農協国立支店によって1992年から共同で運営されている。参加者は60歳以上の老人で(2000年度35名。男性18名、女性17名。平均年齢79歳、最高90歳)、スタッフ(23名)も老人クラブ等の呼びかけで集まった高齢者が中心だ。農作業は午前10時から11時半頃まで、週2回ほど班別に行われ、健康や生きがいの構築につながっている。農園に行く朝は布団をけって飛び起きるという人、自分のまいた種が実をつけたと喜ぶ人。楽しく作業した後はお茶飲みをし、いろいろな話に花を咲かせる。参加者もスタッフも、皆実に生き生きしている。
写真原作者:日本大学4年 鳥海藍子
2001年5月11日(金)
やすらぎ農園(国立市)にて撮影

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