4.灼熱のコミックマーケット ―東京色に染まる真夏の祭典―

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 開場50分前にもかかわらず、東京ビックサイトに続く通路と広場を埋め尽くした人の大群。2013年8月に行われた世界最大の同人誌の即売会、第84回コミックマーケット(通称「コミケ」)の待機列の写真である。コミケは1975年にスタートして以来、年々規模を拡大し、今回は3日間で過去最高の59万人が来場した(主催者発表)。
 後藤ゼミが8月10日(土)・12日(月)の2日間で来場者182人にアンケート調査を実施したところ、140人はリピーターであり、初参加は42人であった。また、予算は1万円以上3万円未満が最も多く66人を数えるが、10万円以上も5人いた。お金は、同人誌や手作りグッズ、企業の限定グッズ等に費やされる。
 コミケには、東京圏(1都3県)を中心に、全国・全世界から、ここでしか入手できないものを目当てに人が集まる。灼熱の待機列で見知らぬ大勢の「同類」と共に開場を待ちわびる光景すら夏の風物詩として定着し、東京にサブカル色の彩りを添えるのである。
写真撮影者:日本大学2年 ヨハン・クリスチャン・カン
2013年8月10日(土)9時10分
東京国際展示場の近く(東京都江東区有明3丁目7)にて撮影

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