13.効果ありますデジタルサイネージ―Webシフト化する広告―

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 都営大江戸線六本木駅2番線ホ-ムの階段近くに停まる2号車と8号車あたりに合計12台のデジタル広告が並んでいる。写真は、7月公開のアメリカ映画「ザ・マミー呪われた砂漠の王女」を宣伝する約15秒の動画広告を見つめる男性を写したものだ。
 後藤ゼミがこの場所で2017年9月26日(火) 18時から18時半に行った目視調査によると、静止画の広告では行き来する人の約7%が、動画の広告では約33%が注視した。広告の業界人5人にインタビューしたところ、「近年の広告はWebとつながったデシタル広告に進化してきている」という意見がほぼ共通して語られた。ただ、デジタル広告は、視認性や判読性に加えて訴求性にも富んでいるが、効果が実証されているとは言い難い。
 東京では、ホ-ムで待つ人の多くは事前に時刻表を確認せず、待ち時間はその時次第。隙間時間の埋め合わせには、静止画のアナログ広告よリ動画のデジタル広告に目が向きやすい、とすれば、東京人向けの広告と言って良いのかも知れないね。
写真撮影者:日本大学3年 長谷川圭亮
2017年7月23日(日)15時55分
都営大江戸線六本木駅2番線ホーム(東京都港区赤坂9丁目7-39)にて撮影

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