16.銀座の魔力 ―高級イメージに吸い寄せられるヒトとブランド店―

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 2001年6月28日(木)、地上11階・地下3階、延べ床面積約6千?(パリの本店に並ぶ規模)の「メゾンエルメス」が、銀座にオープンした。その前夜から商品を買い求める行列ができ始め、開店直前には地下道にまで及んだ。「エルメス」は、言わずと知れた高級ブランドだ。長引く不況の中でも海外高級ブランド各社は年々売上を伸ばし、日本での売上は全世界の3分の1にも達するという(2001年8月20日付の毎日新聞・神戸新聞)。銀座は、青山・表参道と並んで、高級ブランド店の出店ラッシュが続いており、現在、銀座には46ものショップが軒を連ねている(「GINZA Concierge Weekly」Vol.112)。
 銀座は、昔から専門店と百貨店が共存する高級商業地として栄えてきた。高級イメージがブランド志向溢れる人々を引き寄せ、その客に魅せられて高級ブランド店が集まり、それに惹かれてまた多くの人々が訪れる。銀座は今、そうした成長の循環過程にある。

写真原作者:日本大学2年 吉野麻耶
2001年6月28日(木)
メゾンエルメス前(中央区銀座5丁目)にて撮影

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