3.たった10分で600円!? ―銀座で考える「時は金なり」―

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 肌色のビルは、交詢社や写真のBARNEYS NEWYORK銀座店(高級セレクトショップ)などが入る交詢ビルディング。海外高級ブランド店が建ち並ぶ並木通りと中央通りの丁度真ん中に立地する。その手前に、10分で600円と表示された“超高額な”駐車場があり、高級車が駐車しようとしている。
 後藤ゼミが駐車場の利用者60人に調査を行ったところ、35人が「買い物・食事目的の利用」、55人が「高い」と感じ、リピーターが42人を数えた。高いのになぜ利用するのかという問いに対しては、25人が「アクセスが良いから」と答えた。以前の20分500円が大幅に値上げされているにもかかわらず、需要が勝るのである。
 銀座に、高い駐車料を支払ってでも車で来る人々が少数ながら確実にいるという事実。経済合理的に考えれば、1時間3,600円の駐車コストを負担しても効果(利益)がそれを上回ることになるはずだ。「時は金なり」?
写真撮影者:社会人聴講生 米沢久道
2013年7月23日(火)12時08分
銀座交詢ビル前コインパーキング(東京都中央区銀座6丁目7)にて撮影

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