14.みんなのFC(Future Community)東京 ―地域社会への連帯感と帰属意識―

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 J1リーグのFC東京と東京ヴェルディがホームとしている東京スタジアム。写真は、FC東京のホームゲームを観戦するために足を運ぶ人々の様子である。Jリーグは地域に根ざした活動を目指すホームタウン制を展開しているが、FC東京は東京をホームタウンとする初めてのプロサッカークラブである。私達が9月29日と10月17日にFC東京のサポーター159名を対象に行った調査では、23区内居住者が48名(43%)、多摩地区が36名(32%)、東京都以外が28名(25%)となっており(無回答者を除く)、彼らの62%(99名)が「地元チームだから好き」と答えた。「我がまちのチーム」として認識されている。
 FC東京が生み出すマインド、それは、FC東京を愛し、共に応援する仲間やチームとの連帯感とホームタウン・東京への帰属意識を高めて、それらを育んでいくこと――それは、新しい東京コミュニティ形成の原動力となる可能性を秘めている。

写真原作者:日本大学4年 二瓶正裕
2001年7月7日(土)17時
東京スタジアム(調布市)にて撮影

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