19.日常性を踏み越える ―お姫様気分で英会話―

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 白人男性に紅茶を注いでもらって微笑む女性。ケーキ皿には「Princess」の文字。
 ここは、“女性はみんなお姫様”をコンセプトとする外国人執事カフェである。ベルを鳴らすと「Yes! Princess」と言って執事が現れ、至れり尽くせりのサービスで「お姫様」気分を味合わせてくれる。また、執事を外国人にしているのは、英会話ができることをもう1つの売りにしているから。執事はオーダーをとるだけでなく、5-10分間隔で各テーブルに訪れ、名前や趣味などについて質問し、客の英語力に応じた会話が繰り広げられる。
 オーナーは、「メインターゲットは?」の問に対し、「20-30歳代の、英会話がしたい、刺激が欲しい、変わりたいと思っていながら、どこに行って何をしたら良いか分からない人」と、答えた。客をつぶさに観察すると、長く居る客ほど背中を押してもらって「変わるきっかけ」をつかんでいる様だった。常連客が150人もいることが納得できる。
 渋谷では、お姫様になることも英会話することも、半歩踏み越えればできてしまう。
写真撮影者:日本大学3年 栗原 理恵
2008年7月19日(土)17時30分
「BUTLERS CAFE」(渋谷区宇田川町)にて撮影

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