13.ちょっとだけ農業体験 ―土に触れたい都会人―

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 5人の若者が麦刈をする風景。ちょっと都会では見られない。それもソノはず。ここは茨城県竜ヶ崎。都会っ子の彼らがなぜこんなことをしているかといえば、「大検予備校」の授業の一環なんだとか。自由参加にもかかわらず、彼らは週1-2回せっせとここに通ってくる。 彼らを惹き付ける農業の魅力とは何か?
 自分の住まいの近辺にはない、土・空・空気のきれいさ、etc...。人間が生きていく上での基本が、ここにはあるからなのだろう。彼らは無意識のうちにこれらを欲しているのかもしれない。そんな彼らを見て、普段、若い人が農作業をしているのを見慣れない農家のおばちゃんが、「羨ましいねぇ、若い人が跡継ぎで」と言ったとか。でもおばちゃん、スカートはいて農作業はしないんじゃありません???
<写真原作者:法政大学3年 畑井裕美>

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