2.ランチタイムの駆け込み寺 ―昼食を1人で取りたい人のために―

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 ひざまずき客をもてなす僧侶、墓石に足を向け食事をする人々。ここは梅上山光明寺境内にある「神谷町オープンテラス」である。仏教やお寺を身近に感じ日常生活にゆとりをもってほしいという想いから、5年前より無料で開放されている。
 後藤ゼミが10/4(月)の11:45から14:30に行った調査によると、アンケート回答者40人中、女性25人・男性15人、20代10人・30代15人・40代11人・50代2人・不明2人、30人が徒歩10分圏内にある会社や学校から来ている(数分が断然多い)。また、36人が昼食をここで取り、うち13人が自前の弁当を、18人がコンビニなどで購入した弁当を持ちこんでいる。意外にも、1人で食事を取る人が半分以上を占める。「落ち着く」「くつろげる」「昼食時くらい1人でいたい」「1人なのでゆっくり過ごせる」「気楽」「気分転換できる」「外の方が気持ちいい」「弁当を持参できる」などが、ここで食事を取る理由に上げられている。
 光明寺は、こうしたニーズに応えた正に「ランチタイムの駆け込み寺」なのだ。
写真撮影者:日本大学4年 河村雄一
2010年8月6日(水)13時19分
光明寺内(港区虎ノ門3丁目)にて撮影

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